キッチンカーズ・ミーティング

~東北との心の連帯 移動販売を通じた支援と連帯のあり方を考える~

イベントの趣旨

キッチンカー・ミーティング主催者 舟橋被災地支援の原点

「あの日のおばあちゃんに食べて欲しい」

今アドバイスを頂戴しましたので、
私なりに今回のイベントを立ち上げる切っ掛け
その原点に当たる部分をお伝えします。
(アドバイスを下さった先輩ありがとう御座います。)

私は今年で移動販売車9年目。
テレビではまだ「マネーの虎」が放送されていました。
そんなテレビの中のニュースが、一人のお婆ちゃんを紹介してくれました。

台風が三重県直撃し、孤立した村で
ほんの2~3日食事が取れなかったことで、
お婆ちゃんは自殺をされたと、ニュースは言っていました。

私は衝撃を受けました。
移動販売車1年目でしたが、食事を提供できる環境にありながら
何もできない、何も出来なかった、舟橋がそこにいました。
やりきれない、そんな想いに当時の私はなったのです。

おばあちゃん、言ってくれれば何とかして
食べ物届に行ったのに!
そんなこと出来る訳ないのに、思ったものです。

しかし舟橋は考えました。
出来ないなら、出来るようになればいい。
あの日のおばあちゃんに食べて貰える、舟橋にそして移動販売車になればいい
そんな風に考えるようになりました。

道さえつながっていれば、移動販売車は出来立ての食事が提供できる
設備を兼ね備えています。
あの日のお婆ちゃんが、今の私を知っていたら、
お腹を満たすだけではなく、心も満たされ、自殺を思いとどまってくれたのではないかと。

いつの日かそんな想いは舟橋にとって使命となり、
移動販売車は、災害列島日本のとって必要な存在なのではないか?
と、思いを強くしていったのです。